単刀直入に言えば、ホワイトボードは、非常に用途の広いツールです。そしてツールの主な魅力は、まさにその名前にあります。というのもホワイトボードの表面は常に真っ白で、いつでも新しいアイデアや図、リスト、スケジュールを書き込めます。
でも、ホワイトボードが白さを保てなくなった場合はどうなるでしょうか?
教室やオフィス、誰かの家に入ると、よく目に飛び込んでくるのはやや使用感のあるホワイトボード。前回の授業やミーティングで書かれた内容が消しきれずにうっすら残っている…そんな経験はありませんか?
ホワイトボードの性能を最高の状態に維持する方法は、シンプルでコストがかからず素早く行えます。それでも、書かれた内容を消すだけでは、ホワイトボードをきれいに保つのに不十分であるということを、所有者の多くは認識していません。
以下に挙げる6つのヒントとコツに従うことで、ホワイトボードを新品のように保つことも、元の輝きに戻すことも可能です。
ヒントとコツ
1. 指示通りにメンテナンスを行う
この最初のステップは当たり前に聞こえるかもしれませんが、ホワイトボードを使うときには注意を払う必要があることを案外忘れがちです。Polyvisionは、さまざまな環境に対応するCeramicSteel製ホワイトボードと黒板の製造において、世界をリードしています。Polyvisionの科学者によると、ボードを新品のように保つベストな方法は、使用を開始する前に取扱説明書を読むことだと言います。
2. イレーサーと洗浄剤を使用する。
最初はうまく消せても、クリーニングをおろそかにするとその効果は薄れてしまいます。 PolyVisionのカスタマーサービス担当Becky Lewisは次のように述べています。「時々、ボードの文字がだんだん消しづらくなってきているというお問い合わせをいただくことがあります。
ボードをクリーニングしたことがあるかお客様に尋ねると、性能維持のためにクリーニングを行う必要があることによく驚かれます。推奨される液剤を使ってボードをクリーニングすると、CeramicSteelでの消去の問題は必ずと言っていいほど解決します。」
注:イレーサーなどのツールは清潔に保ち、必要に応じて交換してください
3. ホワイトボードゴーストの除去
イレーサーで消しただけでは、ホワイトボードマーカーに含まれる化学物質が蓄積し、ボード上に残留物が形成されます。この残留物により、マーカーを使用していない部分と使用した部分との間でボード上の光沢に差が生じます。光沢の差があると、「ゴースト」、つまり消した後も前の書き跡が残ってしまうという状態になります。
このゴーストを除去するには、最も効果的なホワイトボードクリーナーであるイソプロピルアルコールと水の混合液に布を浸し、ボードを拭いてください。
4. 自家製ホワイトボードクリーナー
前述のように、ホワイトボードのクリーニングにはイソプロピルアルコールと水を混ぜたものが最適ですが、他にも同様の効果を発揮するさまざまな選択肢があります。
ホワイトボードクリーナーで湿らせた布によるクリーニングは、毎週行えばボードを十分きれいに保つことができます。また、ぬるめの石鹸水、窓用クリーナー、過酸化水素はどれも効果的です。
注:ワックス系のクリーナーはホワイトボードに厄介な薄い膜が残ってしまうため、使用は避けてください。
5. ホワイトボードを頻繁にクリーニングする
ボードの用途に応じて、異なる頻度でクリーニングを行う必要があります。一日中ボードが教室で使われているような場合は、ホワイトボードクリーナーで毎日拭いてください。オフィスでは、多くのチームがメモやスケジュールを一定期間ボードに書き留めておくため、毎日の消去やクリーニングは面倒です。そのような場合は、最低でも週に1回は内容を消し、ボードをきれいにしてから書き直すとよいでしょう。
6. 油性マーカーの除去方法
ホワイトボードに油性マーカーを使ってしまったことに気付いたら不安になるかもしれませんが、ご安心ください。油性マーカーも消すことが可能です。油性マーカーで書いた文字の上からドライイレースマーカーでなぞると、ドライイレースマーカーに含まれる非極性溶媒により文字が消え、まっさらな状態になります。これまでにご紹介したクリーナーには2-ブトキシエタノールなどの有機溶剤も含まれているため、永久顔料を消すのに役立ちます。