より健康的な空間を実現する室内空気質の重要性

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多くの人は、大気汚染は屋外にいるときだけの問題だと考えていますが、屋内の空気も汚れている可能性があります。というのも、屋内は換気が不十分なうえ、床材や塗料、家具からクリーナーなどさまざまな製品から有害な化学物質が放出されているため、一般的に室内の空気は屋外の空気よりも2倍から5倍有毒です。

屋内の空気の質は、その場にいる人の健康に影響を与える重要な問題ですが、見過ごされがちです。 米環境保護庁(EPA)の推定によると、米国人は一日の90%を屋内で過ごしており、その大半を学校や職場、ジムなど建物の中で過ごしています。

屋内の空気の質が低ければ、呼吸器疾患、心臓病、認知障害をはじめ、人の健康に長期的および短期的な影響があることも分かっています。EPAは、米国肺協会、世界保健機関とともに、屋内の空気汚染を人間の健康に対する最大の脅威のひとつと考えています。

成長過程にある子供たちは危険な環境の影響を受けやすいため、屋内の空気の質が悪いと健康上の問題が発生するリスクが高くなります。特定の揮発性有機化合物(VOC)や殺虫剤、アレルゲンなどの屋内の汚染物質は、若者の方がより悪影響を受けやすくなります

EPAによると、米国の人口の20パーセント(約5500万人)が、120,000以上ある学校で一日の大半を過ごしています。その学校のおよそ半数が室内空気の質に関する問題を抱えており、子供たちはもちろん教育者も健康上のリスクにさらされています。屋内の空気の質が低いことと関連している喘息は、学校を欠席する主な理由にもなっています。

屋内の空気の質は、大人にも悪影響を与える場合があります。2015年に行われたハーバード大学の研究によると、VOC濃度が低い建物にいる人は、クリティカルシンキング(批判的思考)の能力測定検査のスコアが一般的なVOC濃度の建物にいる人よりも61パーセント高いという結果が出ました。また換気回数を増やして、それを方程式に適用すると、スコアは101パーセント増加し、大幅に改善しました。

建築資材として使用される製品は、屋内の空気の質に非常に大きな影響を与えます。というのも床材や壁材は、その多くが工事が終了してからも長期にわたって危険をはらむ恐れのあるVOCを放出するからです。したがって、室内の空気を健康的なものにしてその状態を保つためには、建物を建てる際や改装の際に、VOC放出量の少ない、あるいはまったく放出しない資材を使用するのがひとつのカギと言えるでしょう。

最高レベルの室内空気品質を確保するためにある意味欠かせないのがSCS Global Servicesの規格です。SCS Global Servicesは厳密な科学を採用している第三者認証組織で、認証を取得するためには、製品は独立したラボで検査を受け、VOC放出量がCDPH/EHLBスタンダードメソッドV1-1に準拠していることを実証しなければなりません。

PolyvisionのCeramicSteelは、SCSのIndoor Advantage Gold™認証を取得しており、室内空気質(IAQ)における厳格な揮発性有機化合物(VOC)放出基準を満たすことで、健康的な室内環境をサポートしています。 CeramicSteelはVOCをまったく含まないため、内装の資材選びにおいても大きな強みとなります。

Polyvisionは、Indoor Advantage Gold™認証が登場する前から室内空気質の課題に取り組み、サステナビリティとウェルネスへの取り組みにおいて業界をリードしてきました。

企業として、私たちは健康とウェルビーングを維持しながらサステナブルな慣行を取り入れることが今日の世界経済で非常に重要であることを理解しており、環境スチュワードシップのあらゆる領域において継続的改善を図っています。 だからこそPolyvisionは、学校、病院、企業などをはじめとするさまざまな場が、そこで暮らす人、働く人、学ぶ人にとって健康的、かつ環境にも良い空間にするため、できる限りの力を尽くしているのです。

Polyvisionのサステナビリティへの取り組みと室内空気質の認証についてはこちらで詳しくご案内しています。

 

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