コラボレーションに適した職場環境を育てるための5つの方法

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仕事の創造性が今ほど求められている時代はありません。進化し続けるテクノロジーによって世界は複雑に相互接続され、それにより、仕事の本質がこれまでの合理的な個別のプロセスから、部門を超えて協力し合う創造的で共同的なイノベーションへと変化しています。

大手企業のオフィスには、こうした変化が反映されています。新しい本社ビルのコンセプトとして、あるいは従来のフロアプランを変更して、クリエイティブな思考やコラボレーションが育つような、オープンで共有された環境を提供する戦略を展開しています。Jetset Magazineに掲載された例を見てみましょう。Zapposは、ガレージ駐車場に続くスカイブリッジを分断し、従業員の流れを会社のあちこちに散らばったエリアから中央の広場へ向かうように誘導して、従業員間の交流を促しました。また、多国籍テクノロジー企業Appleの2017年にオープンした本社は「Apple Park」と呼ばれ、12,000名を超える従業員が、175エーカーの敷地に建てられた「スペースシップ」の愛称で知られる円形の建物で働いています。このキャンパスの設計においては、有機的なコラボレーションを促進したいという思い、そして環境に対する配慮が原動力となっています。その多くは広々としたオープンな共用スペースになっており、屋内でも屋外でも、人々がつながり、新しいものを創り出す場として利用されています。

創造性やコラボレーションをもたらすのは、オープンなスペースやフロアプランに限りません。個人として、またチームとして、従業員にとって必要なのは、環境、ツール、そしてモビリティやアジリティを可能にし、リスクを許容する企業文化です。ここでは、創造性とコラボレーションを刺激するためにオフィスに導入すべき5つの重要な要素をご紹介します。

  1. スペースのエコシステム:コラボレーションはイノベーションに欠かせないものですが、同時に、一人で作業をし、アイデアを練るためのエリアも必要です 。クリエイティブなプロセスでは、チームの時間と個人の時間のバランスを保つことが非常に重要になってきます。
  2. 作業を可視化する:Polyvision a3 CeramicSteelSansFlowMotifやデジタルスクリーンなど、コラボレーションに適した筆記面を使用して作業を可視化することで、チームメンバーと通りがかった社員との間に新しいつながりが生まれ、アイデアをより素早く展開させることができます。
  3. 材料にこだわる:インスピレーションを刺激する空間は、クリエイティブな思考を促します。グラフィックウォールや木材塗装など、異なる材料や視覚効果を組み合わせて環境に取り入れることで、人が集まる空間をつくり、新しいアイデアのひらめきを促進します。
  4. ウェルビーイングを大切にする:込み入った問題について考えを巡らせる時、新鮮な気持ちで取り組むためには、英気を養う必要があります。少しの間一人の時間を持つためのプライベートスペースや、チームワークやコラボレーションのカギを握る社会的なつながりの構築に役立つ共用の休憩スペースを設置しましょう。
  5. リスクを恐れない:リスクテイクを奨励し、許容する環境では、柔軟な発想が生まれやすくなります。フェイルファスト(早く失敗する)とアジャイルなアプローチは、エンドユーザーの反復プロセスにも関わるもので、ためになる教訓を示し、プロジェクトを成功に導きます。

デジタル革命はまだしばらく続くでしょう。多くの業界でAIやバーチャルリアリティが導入され始めているため、これからも仕事はコラボレーションと創造性がより重視される方向にシフトしていくと思われます。業界のリーダーたちは、コラボレーションワークやイノベーションを加速させる環境と文化をデザインすることで、変化の最前線に立ち続けることができます。また、組織は、ウェルビーイングを推進し、協力して仕事を進めるために必要なツールを提供する空間のエコシステムをつくることで、従業員のエンゲージメントを高め、イノベーションを加速させるだけでなく、新しい画期的なアイデアを生み出すことができるかもしれません。

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