6100万人。これは、今年度米国で新たに仕事に就いたZ世代の人数です。この膨大な数の従業員は、前の世代が仕事に求めていなかったもの、つまり社会的責任を強く望んでいます。
Lovell Corporationが発行した「2017年度版 Change Generation Report」によると、Z世代(1994~2008年生まれ)にとって、給与額は優先順位の上位3位に入らないということです。では、彼らが職場に求めているものは何なのでしょうか?それは、情熱、社会を意識した働き方、ワークライフバランスです。「より多く稼ぐ」ことよりも「善い行いをする」ことを追求することが、経営幹部から従業員にいたるまで、企業の社会的責任(CSR)に対するかつてない関心と関与を生み出し、これがビジネスにおける公平性、多様性、積極行動主義、サステナブルな活動につながっていきます。
Polyvisionによる社会貢献活動
PolyVisionは先日、CeramicSteel市場における企業の社会的責任の推進と維持に関する独自の方針を説明する「PolyVisionによる社会貢献活動」を発行しました。Polyvisionは教育、コミュニティ、サステナビリティの3つのフォーカス領域を念頭に、将来のリーダーと結束力のあるコミュニティを育み、サステナブルな選択を推進することを大切にしています。ベルギー支店の製品マネージャー、Guido Vervaerenは、サステナビリティはPolyvisionのDNAに組み込まれていると言います。「Steelcase、つまりPolyVisionのコアバリューは、環境を守ることです。これは、周りの人々の健康、安全、ウェルビーイングを思い遣り、私たちの住む世界の資源を大切にするやり方で行動することです。」
このグローバルな視点は、Polyvisionの寄付により世界中の学校に備えられた筆記面にも反映されています。Teach For IndiaやAmerican Academy of Jordan、米国内の大学とのパートナーシップにより寄付されたPolyvisionのトップ製品、CeramicSteel筆記面は、世界中の何千人もの学生や教師に大きな影響をもたらしています 。Polyvisionから筆記面を寄付されたインド国内の7都市で実施された設置後の調査によると、97%の教師が、寄付された筆記面を使うと生徒の集中力やコミュニケーションが向上した経験から、ボードを使った授業は効果的な学習に必要不可欠なツールであると考えていることが分かりました。
備品に加え、PolyvisionとSteelcaseの社員の時間とエネルギーが、United Wayのボランティア活動を通じて学校やコミュニティに寄付されています。地域社会への貢献とより良い地域づくりに情熱を燃やす非営利団体は、Polyvisionの社員が人々とふれあい、現実の問題を解決できる場を提供しています。通常の勤務日にボランティアに時間を費やせる機会は、Z世代や社会に関心を持つ多くの社員が求めるベネフィットそのものでもあり、雇用者はそれを理解しています。フォーブス誌とCorporate Responsibility Associationが実施した調査によると、回答者の85%が社員ボランティアプログラムは企業の社会的責任に対するイニシアチブの一部であると述べています。
業界をリード
企業の社会的責任に対するPolyvisionの取り組みが真に業界を牽引していることは、同社の循環型経済ビジネスモデルを体現しているといえます。Polyvisionは、経済的成長から消費と廃棄物を切り離すことに集中して取り組んだ結果、e3 CeramicSteelのデザインと制作に結び付きました。同製品は、VOCを放出せず、リサイクル可能な材料を99.9%取り入れており、世界規模のCradle to Cradle Certified™ブロンズレベルを取得した唯一のCeramicSteel表面です。Cradle to Cradleプログラムは、サステナブルな材料、製品、システムの特性を重視しており、認証を得るための厳格な基準を設けています。
PolyVisionのe3 CeramicSteelは、SCS Global ServicesのIndoor Advantage Gold™認証も取得しています。Indoor Advantage Gold認証は、揮発性有機化合物(VOC)の厳格な室内空気質(IAQ)化学物質排出制限値を満たすことで、建材関連製品が健全な室内環境を確保できるようにするものです。この2つの権威ある認証のほかにも、Polyvisionはその他のサステナビリティ要件を満たしており、環境保全への取り組みを実証しているとVervaerenは述べています。「PolyVisionは、OHSAS 18001 (労働安全衛生管理システム)認証、ISO 14001(環境管理システム)認証、ISO 9001(品質管理システム)認証を取得しています。」
循環型の取り組み
社会的責任とイノベーションを推進するPolyvisionのような労働環境におけるリーダーは、従来の直線型経済モデルを、環境負荷を軽減しながら、誰もが意思決定に参加して変化を起こせる循環型経済モデルへと変換しています。また、エレン・マッカーサー財団とそのパートナーであるマッキンゼー・アンド・カンパニーが行った当初の予測では、循環型経済の原則を取り入れることで、欧州では2030年までに1兆8,000億ユーロもの経済利益を生み出すことができるとされています。これは、現行の直線型経済モデルがもたらす利益の倍の額であり、社会的責任を重視する企業は、善い行いをする企業は恩恵を受けるということを証明しています。詳しくは、企業の社会的責任に対するPolyVisionの取り組みをご覧ください。