選択肢を知る

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1801年に初めて黒板が製造されてから、学習やコラボレーションの新しい方法が次々と生まれました。それから200年以上が過ぎ、今では筆記面に特化した広い市場が存在します。その中には、ガラスやCeramicSteel、メラミンや専用塗料など、さまざまな素材で作られた黒板やホワイトボードが含まれ、この選択肢の多さから、最適な製品を見つけるのが難しいこともあります。それぞれの使用環境のニーズを満たす、最適な筆記面を選択することはとても重要です。だからこそ私たちは、優れた性能を持つ2種類、ガラス製ボードとCeramicSteelを比較しました。CeramicSteelは、磁器エナメルあるいは「ほうろう」とも言われ、溶けたガラスの粒子によってなめらかな表面が生まれます。

文字の見やすさ

ホワイトボードのような筆記面は、主に、グループで情報を共有する目的で、広い空間で使用されます。この役割を効果的に果たすには、書かれた内容が近くからも遠くからもよく見えることがとても重要です。CeramicSteelの筆記用ボードは、マーカーインクと筆記面の間にはっきりとしたラインが出るため、ボードの色に関わらず鮮明なコントラストを生み出すことができます。

一方で、ガラス製のマーカーボードの場合、いくつかの理由から見やすさが損なわれます。透明なガラスは、いわゆる「影を付ける効果」を生み出します。マーカーで書いた文字の影によって文字が二重に見えたり、ぼやけたりするのです。ガラスは透明なため、反射面が2面になり、入ってきた光は前面だけでなく後面でも反射することになります。

光のちらつき

見やすさを考える時に考慮すべきもう1つの要素は、「ちらつき」です。ちらつきとは、窓から差し込む太陽光や、頭上の明かり、照明、プロジェクターなどの光を筆記面が反射した時に生じるまぶしさのことです。ちらつきが生じると垂直面の見やすさが損なわれ、書かれた内容が見づらくなります。ちらつきが深刻な場合、目の疲労を引き起こしたり、長く見続けると不快感をもたらしたりすることさえあります。

CeramicSteelとガラスは、どちらも表面がなめらかで光沢があるため、ある程度の光の反射が生じます。しかし、CeramicSteelには、高光沢からつや消しまで異なる仕上げの製品があり、そのすべてにおいて、ガラス製ボードと比較して反射を各段に抑えることができます。強いちらつきが発生するガラス製ボードでは、ボード上のメモやブレーンストーミングセッションの内容を後から参照する目的で写真に撮るのが難しいだけでなく、あらゆる反射光によって見やすさが損なわれてしまいます。実際、内部調査では、CeramicSteelはガラスに比べて58.8%の反射を抑えられるという結果が出ています。

磁器性

垂直平面の筆記面には、講義やチーム作業の単なる手段を超えた役割があります。それは教育の機会を生み出す道具であり、ビジョンボードを作る場所であり、重要な発表や地域の情報を共有する手段でもあります。大切な書類、メモ、リストを掲示するなら、コラボレーションの中心的存在であるホワイトボードに貼るのがベストと言えます。

そもそも、CeramicSteelは磁器エナメルの背面に高品質のスチールを合わせて作られており、強い磁気性を持っています。そのため、CeramicSteelのマーカーボード上では普通のマグネットも使用でき、週ごとの昼食メニューから企業の発表事項まで、あらゆるものをボードの表面にしっかり固定することができます。

一方で、ガラス製ボードには必ず磁気があるとは限りません。磁気がある場合でも、掲示物がボードから落ちない程度の強い磁気面を確保するには、高価な希土類磁石が必要な場合がほとんどです。このことから、ガラス製ボードの汎用性は大きく損なわれます。

配送および設置

CeramicSteelとガラス製ボードでは、配送方法も異なります。CeramicSteelは横にして配送できますが、ガラス製ボードは横にすると破損の可能性が高く、縦のままで配送しなければなりません。残念ながら縦の状態にして配送するにはコストがかかるため、結果としてガラス製ボードの購入者が負担する総コストは高くなりがちです。

壁掛けの道具にとって正しい設置はとても重要であり、重くて毎日使用する物ならなおさらです。CeramicSteelやガラス製ボードも例外ではありません。CeramicSteelは設置プロセスが分かりやすく、重さもガラス製ボードより軽量です。

CeramicSteelもガラス製ボードも、設置には2人の人手が必要です。通常はCeramicSteelには隠れたレールシステムが付いており、その金具をボード部分と壁の両方に取り付けることで簡単に設置できます。一方でガラス製ボードは、たいていは留め具で固定されたスタンドを使用し、金具をガラスに貫通させて設置するか、あるいは粘着剤でガラス製ボードを取り付ける必要があります。

安全性

教室や忙しい会社のオフィス、あるいは公共空間で使われることを考えれば、その筆記面は、高い使用頻度やある程度の乱暴な扱いにも耐えられることが条件となります。長く使い続けることを念頭に、高性能の筆記面を持つボードに投資するなら、耐久性は欠かせない要件です。

CeramicSteelは、落ちれば割れてしまうガラスとは異なり、衝撃や落下によって飛び散ったり、割れたりすることはありません。磁器の表面がスチールによって強化されていることで、頻繁な使用に適した、事故にも耐え抜く素材が完成します。ガラス製ボードは、もちろん普通のガラスに比べれば耐久性は高いものの、相当な圧力や衝撃が加われば、やはり亀裂が入ったり飛び散ったりします。これは、配送時や設置時、そして使用時の安全性に大きな課題を残します。

従来のホワイトボードは、広い意味で近代教育そのものとも言え、学習過程において重要な役割を担ってきました。CeramicSteelの筆記面は今、2500万を上回る教室で使用され、世界中のあらゆる空間に影響を与えています。高い信頼を得ているその品質は、教室と職場の両方にとってまさに最適な選択肢と言えるでしょう。

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