CeramicSteelの優れた汎用性

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CeramicSteelの対応する範囲は驚くほど幅広く、その使用事例は、ほぼすべての産業で見つかるほどです。インテリアデザインから建物の外部に使用されるクラッド材、職場でのコラボレーション、大規模なパブリックアートのプロジェクトに至るまで、CeramicSteelはどんな環境にも適合する素材と言えます。また、豊富なカラーオプションを持つ表面イメージングサービスを利用すれば、ロゴや画像、グラフィックデザインをあらゆる空間に表現できる、理想的なブランディングツールにもなり得ます。

次の5つの産業において、高い対応力を持つCeramicSteelがどのように変化し、その形と機能を適応させているかご覧ください。

1.ヘルスケア

まず第一に、CeramicSteelは非常に清潔な素材です。細菌や化学薬品に耐性があり、掃除もしやすいため、病院のように衛生や安全の基準を満たす必要がある環境にも最適です。また、CeramicSteelのホワイトボードの筆記面は、医療従事者間のコラボレーションやコミュニケーションを円滑にします。これは、ヘルスケアの現場で重大なミスを防ぐ上でも需要な要素です。最近のジョンズ・ホプキンズ大学の研究によれば、米国において医療ミスが原因で亡くなる人は年間250,000人以上にのぼり、主な死亡原因の第3位となっています。

ケンタッキー州レキシントンにあるShriners Hospitals for Children(シュライナーズ児童病院)の例を見てみましょう。CeramicSteelは、多くの人々がストレスを感じていた場所を、落ち着く空間へと変えることもできます。四季折々のケンタッキー州の風景や、アーティストであるChristopher David Ryanのオリジナルイラストによって、冷たく空虚な病院の雰囲気は温かみのある空間へと変わり、訪れる人々を温かく迎えるだけでなく、病室などの場所も分かりやすくなっています。

2.教育

多くの生徒たちは現在、グローバル意識や創造力、テクノロジーなど21世紀のスキルを、数百年前とは言わないものの、数十年前に建てられた教室で学ぶことを強いられています。アクティブラーニングを推奨し、生徒たちの姿勢を、講義形式の授業で見られる受け身の学習者から、コラボレーションを通じて積極的に問題を解決する当事者へと変えていくため、世界中の学校が、e3 CeramicSteelのホワイトボードを導入して教室のリニューアルに取り組んでいます。

ドイツのミュンヘン応用科学大学も、そのような学校の1つです。教育現場の外に広がる世界に取り残されないよう、教室では生徒たちが、仕事に就くための準備として、現実世界の問題を協力して解決する演習に取り組んでいます。CeramicSteelのホワイトボードは、ブレインストーミングを行ったり、他の人の考えを基に自分の意見を共有したりする際に最適です。また、学習の内容を可視化できる面もあります。

3.職場

現在、絶え間なく登場するテクノロジーによって、働き方は変わり続けています。世界経済はグローバルな問題や基盤を揺るがすほどの産業の変化をもたらし、その結果として創造力や革新的なソリューションの必要性がますます高まっています。凄まじいペースで移り変わる情報や最新技術に追随し、新しい製品やソリューションの開発に向けてチームを1つにまとめるためにも、さまざまな環境で使用できるホワイトボードは重要なツールとなっているのです。

東京にあるSteelcaseのワークライフセンターは、CeramicSteelにデジタル印刷を施すPolyVisionの技術を活用し、チームスタジオを刷新しました。採用されたのは、東京の地図を抽象的に表現したデザインです。コラボレーション空間にエネルギーとアイデンティティを吹き込んだこのアートは、従業員だけでなく、訪れるお客様にインスピレーションを与えています。

4.交通機関

車や電車、飛行機など移動手段はいろいろありますが、汎用性に優れ、傷や火、さらにはあらゆる天候に対して非常に高い耐久性を持つCeramicSteelは、鉄道駅やトンネル、通路に理想的な素材と言えます。地下鉄の駅や空港を覆う原材料としても、ウェイファインディングやパブリックアートプロジェクトのための表面装飾としても使用可能です。

フランスのパリにあるシャルル・ド・ゴール地下鉄駅は、慌ただしい街の地下に明るくダイナミックな空間を創り出しています。イギリスのアーティスト、Neil Woodが手掛けたオリジナルの壁面装飾は、ハチの巣のようなカーブを描くFlexible 4パネル上に施されています。

2014年冬季オリンピックのためにロシアのソチに建設されたアドラー-アルピカ セルビストンネルは、空港があるアドラーアルピカと、山間のスキーリゾートであるアルピカセルビスをつなぐ幹線道路です。

5.インテリアと都市デザイン

空間とは、アイデンティティを視覚的に表現するものです。選ぶ色や取り入れる柄など、部屋のデザインを構成するすべての要素には物語が宿ります。大規模な屋外の壁面装飾は、その地域に暮らす人たちを表すこともあります。ロビーや廊下、共有エリアは、ホテルやオフィスビルを訪れた人や顧客が最初に足を踏み入れる場所であり、その空間で第一印象が決まります。豊富なカラーオプションと最高品質のデジタル印刷技術によって、CeramicSteelは、そんなストーリーを語るプラットフォームとして最適な素材となります。

ミネソタ州ブルックリンパークにあるヘネピン郡図書館は、世界の文化と地元の地理の物語を、科学と数学の視点を通して伝えたいと考えました。RE:siteスタジオがデザインした壁面装飾には、グローバルとローカルの両方の要素が含まれます。ある方向から見ると、指紋や世界のアート、古代の化石、渦巻く銀河などが見え、もう一方から見ると、地域に固有の植物やモン族の刺繍、生物医学的なイメージ、ミシシッピ川の渦巻く流れなどが浮かび上がります。

屋外の例を見てみましょう。フロリダ州タンパの川沿いの道では、灰色だった都市空間を、彩り豊かな明るい通路へと変えました。今では、多くの歩行者が訪れる川沿いの人気スポットとなっています。

幅広い産業や用途に対応するCeramicSteelは、あらゆる場面に表現の場を提供します。画像やアート、文章や色を通して、ありふれた空間を、アイデンティティと物語に満ちた空間に変えることができるのです。

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