CeramicSteelは、Polyvisionが製造するガラス質エナメルで、磁器エナメルとも呼ばれます。この表面材は、細かく粉砕された色付きガラスを焼成プロセスで基材に溶融させることにより、ガラスのような強度を備えた無孔表面に仕上がります。使われる基質は貴金属あるいは非貴金属にかかわらず、その強度と耐久性に加え、焼成プロセスに対する安定性と耐性から、常に金属が使われます。
CeramicSteelは、連続コイルコーティング法を用いて製造されています。冷間圧延された薄いカーボンスチール基材の両面には、高温でスチールに溶融された磁器エナメルをコーティング加工します。CeramicSteel製品は、マグネット式ホワイトボードや黒板のほか、建築用パネル、クラッド材、インフラストラクチャーとして、世界中で使用されています。
Hygienic CeramicSteel
よくあるご質問
CeramicSteelを選ぶ理由は?
PolyvisionのCeramicSteelは、他社製の筆記面の性能をしのぐ、耐久性のあるガラスのような表面を提供します。長寿命の表面は、国際標準化機構(ISO)、欧州標準化委員会(EN)、欧州エナメルオーソリティ(EEA)、欧州標準化委員会(CEN)、磁器エナメルインスティテュート(PEI)などの組織が規定する、磁器エナメルスチールに関する主要な国際基準を満たしています。また、当製品は空気質に関する認証取得済みで、99%リサイクル可能なうえ、永久保証を備えています。e3 CeramicSteelプレミアム筆記面は、経年劣化を最小限に抑えながら性能を維持し、最適な筆記と消去を実現できるよう設計されています。
どのような製品オプションを提供していますか?
Polyvision製品は、e3 CeramicSteelをはじめとする幅広いオプションをご用意しています。当社のパートナーは、高品質の筆記面、フロアから天井までの壁面を覆うホワイトボード、落書き防止性能を備えた筆記面の他、特殊な用途向けの様々なタイプの筆記面を中心に取り扱っています。詳細は、お近くのセールスチームメンバーまでお問い合わせください。
CeramicSteelの主な特長は?
- マグネット式
- ガラスのような表面
- 傷が付きにくい
- 落書きや染みを跡形もなく除去
- 過酷な環境、汚染された環境に強い
- カラーやグラフィックの色褪せ防止
- 永久保証
- CeramicSteelに画像やグラフィックの施工が可能な表面イメージング
- さまざまなレベルの光沢面から選択可能
e3 CeramicSteelを使用することの主なメリットは何ですか?
- マーカーやチョークで引いたくっきりとしたシャープでクリアなラインが、視認性に優れたカラーコントラストを生み出します
- なめらかな書き心地
- プレゼンテーションしながら簡単に消去可能
- 授業や会議後に簡単にお手入れ可能
- 時間が経っても汚れやゴーストが付きにくい
- 油性マーカーも消去可能
- インタラクティブなプロジェクターを含む投影に対応
- 安全かつ清潔:空気中に有害な化学物質を放出しません
- 99%リサイクル可能
筆記面の仕上げによる違いはどのようなものですか?
高光沢のホワイトボード筆記面には、タイプH(ハイグロス)とタイプU(ウルトラグロス)があります。これらのタイプは、情報の共有を主に行う会議室や教室、コラボレーションスペースの他、筆記や消去を頻繁に行う場所に適しています。
低光沢のホワイトボード表面には、タイプL(ローグロス)とタイプS(サテン)があります。これらの筆記面は、光の反射による歪みが少なく、明るい光の入る部屋におすすめです。また、タイプLとSも投影面として使用することができます。
タイプPと分類されるPolyvisionの投影面は、プロジェクターに最適ですが、ドライイレースとしては機能しません。そのため、ドライイレースマーカーを使用している場合でも、マーカーの消去には水や溶剤が必要となります。
タイプCに分類される黒板表面は、低光沢~つや消し仕上げが特徴で、チョークは乾いた布や標準的な黒板消しで簡単に消すことができます。チョークの粉は表面にほとんど付着せず、「ゴーストライティング」の跡もつきません。
CeramicSteelをカスタム用途に使用できますか?
CeramicSteelは、筆記面、幅広いインテリアパネル用途、外装用クラッド材として使用可能です。ご希望のプロジェクトや用途についてのご相談は、お近くのセールスマネージャーまでお問い合わせください。
投影にはどの表面を選べばよいですか?
上記の表面はすべて投影面として使用できますが、プロジェクター、照明、部屋の大きさによっては、カラーや光沢により見やすさが低下する場合があります。タイプP(つや消し)のe3 CeramicSteelは、ウェットイレースを必要とする専用の投影面です。
PolyvisionはCeramicSteelに画像を複製できますか?
Polyvisionは、表面に画像が加工されていても、まっさらのCeramicSteelと同じ特長を発揮する表面イメージングを提供しています。表面イメージングを使って、格子、線、五線譜、その他教材などを印刷すれば、高級感のある筆記面を引き立てることができます。グラフィックやパターンは、CeramicSteel表面と同様に高温で焼成し、上部のセラミックコーティングに融合させます。これにより、画像やパターンの視認性を維持しながら、黒板やホワイトボード表面に筆記・消去できる性能を損なうこともありません。さらに、フルカラー印刷により、グラフィックデザイン、写真、ロゴ、メッセージをCeramicSteelウォールパネルに複製することができます。
使用中のボードがe3 CeramicSteel表面であるかどうかを判断する方法はありますか?
CeramicSteel表面はすべて磁気を備えているため、まず最初に、表面がマグネット式であるかどうかをご確認ください。次に、表面の角などの目立たない場所をコインや鍵な角で擦ってみてください。表面に目立つ傷が簡単についた場合、それはCeramicSteelではありません。
どのようなカラーバリエーションがありますか?
CeramicSteelには、豊富なカラーを用意しております。ホワイトボード表面には、3色(ホワイト、ライトグレー、ベージュ)の標準カラー、黒板には3色(グリーン、ブラック、グレー)の標準カラーを取り揃えています。また、ご要望に応じてカスタムカラーを作成することもできます。建築用表面向けに、Polyvisionは、お客様のニーズにお応えするプロジェクトのご相談も行っています。
保証について教えてください。
Polyvisionは、当社が販売するe³ CeramicSteel筆記面(Polyvisionの建築用製品を除く)について、 建物が寿命となるまでの間、もしくは製品が使用されている間のいずれか早い方の期間まで、筆記・消去の性能および光沢の分散とカラーの一貫性が維持されることを保証します。保証の全文については、当社の「文書」ページをご覧ください。
Cradle to Cradle®とは何ですか?それが重要な理由を教えてください。
VOCを含まず99.9%リサイクル可能なPolyvisionのCeramicSteelは、世界的なCradle to Cradleブロンズ認証を取得した唯一のCeramicSteel表面です。Cradle to Cradle認証プログラムは、持続可能な材料、製品、システムの特性を重視しています。そのプロセスは、人と生態学的な健康に影響を与える製品の原材料に加え、その製品が完全にリサイクル可能もしくは安全な堆肥として再利用可能であるかどうかに大きな焦点を置いています。また、製品の製造に利用されるエネルギーの種類、水使用量、水質、そして社会的責任も、Cradle to Cradle認証プログラムが重視するサステナビリティに関する欠かせない特徴の一つです。
MBDCとは何を意味していますか?
McDonough Braungart Design Chemistry(MBDC)は、企業が地球への害を最小限に抑えるだけでなく、ポジティブなインパクトを生み出すことに取り組むことを支援するCradle to Cradleのデザインフレームワークから派生したものです。MBDCは、Cradle to Cradleのフレームワークを企業戦略、コミュニケーション、運営、サプライチェーン、製品デザインに組み込むことで、企業がサステナビリティへの取り組みを超えてポジティブな成長を実現できるようリードしています。
LEEDとは何ですか?それが重要な理由とは?
Leadership in Energy & Environmental Design(LEED)は、クラス最高の建物を建築するための戦略と取り組みについて評価する認証プログラムです。LEED認証を取得するには、建築プロジェクトが必須条件を満たし、認証レベルごとに設定されたポイントを獲得する必要があります。Polyvisionのe³ CeramicSteelは、LEED認証を取得済みです。
Indoor Advantage™ Gold認証とは何ですか?
Polyvisionのe³ CeramicSteelは、SCS Global ServicesのIndoor Advantage Gold証証を取得しています。Indoor Advantage Gold認証は、揮発性有機化合物(VOC)の厳格な室内空気質(IAQ)化学物質排出制限値を満たすことで、建材関連製品が健全な室内環境を確保できるようにするものです。認証を受けるには、懸念されるVOC排出について、CDPH/EHLB標準方式V1-1に準拠しているかどうか、独立したラボによって製品をテストする必要があります(塗料、コーティング剤、シーラント、接着剤も、IAQ排出基準に加えてVOC含有量の要件を満たす必要があります)。
Polyvisionはどのような認定や認証を取得していますか?
Polyvisionは、以下の認証を取得しています:
- ISO 9001(品質)
- ISO 14001(環境)
- OHSAS 18001(労働安全衛生)
- Cradle to Cradleブロンズ認証
- Indoor Advantage Gold認証
- ISO 28762(ガラス質および磁器のエナメルに関する仕様)
- 欧州エナメルオーソリティ EEA 7.13-7.17
- 磁器エナメルインスティテュート PEI 1001 & 1002
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