ライティングボードのアクセサリーとして、PolyvisionのCollaborative Toolbarは、市場においてまったく新しいデザインとして存在感を放っています。製品管理と研究開発チームに、Toolbarの開発の経緯について詳しく尋ねたところ、Polyvisionの研究開発部門のWout Van de Broekと製品マネージャーのKim Allenが、なぜ筆記面の製造業者が常識を打ち破り、独自のアクセサリーキットを開発したかをその始まりから話してくれました。
「Sans™とFlow™の他、高品質の製品の開発を始めた当時、当社の高級感あふれるボードに合ったアクセサリーキットを探しても見つからなかったので、業界の標準的な製品を使っていました。それは利用可能なものの中では一番のものでしたが、最適とは言えませんでした。」Woutは笑いながら続けました。「実際のところ、性能について苦情を受けたことがあった場合、それは製品そのものというよりも、製品に付属しているツールについてのものでした。」
見た目にも性能にも優れたホワイトボードと黒板用の高品質なライティングツールの市場には、明らかにギャップがありました。「実際に、市場にはたくさんのライティングツールがありすぎて、良いものとそうでないものを見分けるのは困難です。」とKimは言います。
性能を念頭に置きながら、美しさとデザイン性も考慮することはなかなか上手くことではありません。では、Polyvisionチームの成功の秘訣は何だったのでしょう。Kimは次のように語ります。「材料の一部を変更することに集中的に取り組みました。イレーサーの効果を高めると同時に、キットに付属するマーカーとチョークも最高品質のものを選びました。」
「その通りです。」とWoutが続けます。「ホワイトボードと黒板のどちらを消すのにも、マイクロファイバーほど適した素材はありません。また、洗うことで繰り返し使えるので、フェルトと比べてよりサステナブルなオプションでもあります。」Kimは次のように指摘します。「ですが、市場にマイクロファイバー性のイレーサーはありません。マイクロファイバー素材はかさばり、実用性に欠けるのです。当社の筆記面からマーカーやチョークを消すには、イレーサーを円を描くように動かすのが最も効果的です。そこで、その動作をしやすくしようと考え、直感的に円を描きやすくなる丸いデザインを考案しました。」
Kimの指摘にWoutもこう加えます。「そこで、私たちは丸いマイクロファイバー製のイレーサーというコンセプトからスタートしました。次に、ツールについて、隠すタイプか、完全に見えるタイプか、その中間のタイプにするかどうかを検討しました。」試作品を開発する前に、研究開発チームはデザインのいくつかのパラメーターについて判断するために、市場調査を行いました。これらは、試作品の開発のためにデザインチームに提供されました。
「私たちは、3つの試作品を開発し、さまざまな要素の中でも、使いやすさやデザインがどう受け止められているか、直感的に使用できるかなどについてそれぞれを重点的にテストしました。」さらにWoutは続けます。「結果は驚くべきものでした。デザインの面で予想していた結果とは全く異なり、最終的な結果は非常に満足できるものでした。」Kimも同意します。「そうですね。多くのポジティブな意見は、ToolBarの控えめなデザインと、その直感的な使いやすさという点にありました。高品質なライティングツールが付属していますが、グリップにはあらゆるサイズのペン、マーカー、その他のライティングツールを収納でき、適応力に優れています。上下左右どこにでも移動できるため、左利きの人でも、車いすの人でも、とても背の高い人でも、製品を自在に設置することが可能です。」
Kimの言葉にWoutはこう加えます。「特許取得済みのマーカー収納システム は、マーカーのかすやチョークの粉を溜めることなく自由に収納でき、洋服などが汚れる心配がありません。
私たちは、50年以上の使用に耐える筆記面を製造しているため、品質とデザインで定評のあるPolyvisionの製品に匹敵し、環境に対して私たちが抱く価値に合う、耐久性のあるアクセサリーを作りたいと願っていました。Collaborative Toolbarは、過去20年間停滞していた市場にもたらされた新しいイノベーションです。当社のコラボレーションワークツールをご利用いただいているお客様に最高のエクスペリエンスを提供するために、ぜひこの製品を手に取ってもらいたいと思っています。」
Toolbarはプラスチックではなく、耐摩耗性を備えたコーティングが加工されたアルミニウム製の、サステナブルかつ耐久性のあるライティングボード用アクセサリーです。製品には、2年保証が付属しています。ご購入その他に関する情報は、Collaborative Toolbarの製品ページをご覧ください。