学生が質の高い教育を受けるための支援には、リソースが必要です。人口の40%が18歳未満であるインドでは、教育支援に対する高い需要があります。Polyvisionは今年度、Teach For Indiaとのパートナーシップを通じて、ハイデラバード、バンガロール、チェンナイ、プネー、デリーのリソースが不足している教室に155枚の筆記用ボードを寄付しました。
多くの教室や、学生やコミュニティ向けに教室を解放する公共センターでは、充実した教育プログラムに必要なリソースが不足しており、古かったりダメージのあるホワイトボードや黒板しか備えられていないこともあります。2015年以降、Polyvisionはこのニーズについて把握し、負担を少しでも軽減して学生が高品質のツールを使って学習できるよう、約1,000枚のホワイトボードと黒板をTeach For Indiaの学校に寄付してきました。
教室ですでに使われているホワイトボードと黒板について教師に尋ねると、抱えている問題について語ってくれました。教師たちは、ひび割れたり、染みのついた古い筆記面でしのいでいると教えてくれました。ある教師は、古いホワイトボードについた汚れのせいで板書が見えにくく、新しく学習する内容に生徒が集中できないことがあると言います。別の教師は、劣化した黒板にできたひび割れにより、使える面積が少なくなり、アクティビティの妨げになっていると話してくれました。最後に、これらの筆記面の問題に加えて、劣化した古い黒板のせいでチョークの粉が余分に出たり、手が荒れたりすることが挙げられました。
新しいCeramicSteel製の黒板とホワイトボードを受け取った教師にアンケートを取ったところ、75%の教師が一クラスにつき30人以上の生徒を指導していることが分かりました。この教師と生徒の比率からも、教室に備えられた筆記面の品質がより重要であることがわかります。また、アンケート回答者のうちの77%が、新しい筆記面のおかげで授業がしやすくなり、生徒とのやりとりも円滑にできるようになったと回答しています。ある研究では、ホワイトボードと黒板が、グループでのブレインストーミングや問題解決を促すアクティブラーニングの場に簡単に組み込むことができることが示されており、教室に安定した筆記面が必要であることを裏付けています。
Teach For Indiaは、「優れた教育とは学問と、価値観ならびに考え方を向上させて個性を育むことのバランス」であると考えます。Polyvisionも同様に、明日のリーダーである次世代の若者が、将来のソートリーダーになるために意欲を高められるよう支援を行っていきます。